先日、静岡県に骨董品の出張買取りで、
お伺いをした帰り道の事でした。
水田に夫婦(つがい)だと思われる、
大きめの鴨が2羽、水面で
羽を休めて、眠っておりました。
次の、骨董品の買取り案件が有ったこともあり、
長居は出来なかったのですが、
合鴨農法の風景が見られたことで、
ほっこりとした気持ちで後に致しました。
ただ・・・気になったことは、
合鴨?と思われる鳥が、
丸々としており、遠くからみても、
かなり大きめの鴨だったことです。
鳥の細かな種類に、特に詳しいわけでもなく、
合鴨を直視する機会もなく、
遠くに鴨が見える状態でしたので、
「水田の鳥=合鴨農法」と思っただけでしたので、
出張買取から帰った後、少し調べてみますと、
合鴨農法(あいがものうほう)は、
水稲作において、アイガモを利用した、
減農薬、もしくは無農薬農法のことです。
有機農業の一種でもあるが、
アイガモの肉は畜産物として食肉処分されるため、
畑作と畜産を組み合わせた、複合農業に実態が近いそうです。
アイガモは、毎年田植えの時期に、
生まれたての雛を購入・放鳥し、
稲穂が垂れる時期になると、捕獲され食肉用として処分されます。
これは稲穂が垂れる時期になると、
アイガモが稲穂を食べてしまう為です。
また、飼育が難しいことや、
養殖のアイガモを野生に放すことが禁止されているのも、
食肉処分の理由となっているそうです。
仮に飼育を継続しても、
成長した合鴨は背が高くなってしまい、
早い時期から稲穂を食べてしまうので、
翌年に合鴨を使いまわすことも出来ないとのことでした。
あの丸々とした鴨は・・・
どうやら、合鴨ではなかったようです。
まさに、衝撃です!
合鴨農法の画像検索をしておりましたら、
私が見た、丸々とした鴨に、よく似た鴨の画像があり、
その内容を見てみますと、
その方も、初めは合鴨農法だと思った鴨が、
どうやら野生のカルガモだったと書かれており、
まさに同じ状況でした。
確かに、思わず二度見する程の、
かなり大きめの鴨でしたので、
稲穂は食べられてしまいますね。
鴨知識が増えた、出来事でございました。
鴨は、掛け軸に描かれたり、
香炉のモチーフが、鴨の形にされたり、
鉄瓶に銀象嵌で鴨があしらわれたり、
花器にデザインされたりと、
鴨は昔から愛されて参りました。
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