書道をする上で必要な筆・紙・硯・墨を文房四宝(ぶんぼうしほう)と言います。
骨董買取市場の書道具専門買取では、
貴重な書道具の専門高価買取りを致しますので、
お気軽にお道具類のご売却のご相談を下さいませ。
◆唐硯(とうけん)…中国産の硯 ・端渓硯(たんけいけん) ・歙州硯(きゅうじゅうけん) ・とう河緑石硯(とうかりょくせきけん) ・澄泥硯(ちょうでいけん) ・羅文硯(らもんけん) など
◆歙州硯(きゅうじゅうけん)…歙州硯は、端渓硯と並ぶ名硯に称されます。
端渓の女性的な艶やかさに比べ蒼みを帯びた黒色で、男性的な重厚さと抜群の質を持ち合わせます。
石質は硬く、比重が重く、叩くと端渓よりも金属的な高い音がします。
へき開のため、細かい彫刻には向きません。磨り味は、端渓の滑らかな磨り心地とは違い、鋭く豪快で、墨色も真っ黒になります。
うす絹を2枚重ねた時にあらわれる波のような模様、「羅紋(らもん)」が特徴的です。
採石期間が短かった為、現存する歙州硯は、端渓硯に比べて極めて少ないと言われております。
◆とう河緑石硯(とうがりょくせきけん)…甘粛省(かんしゅくしょう)の、トウ河の河底の石を用いた宗時代の硯。
◆澄泥硯(ちょうでいけん)…澄泥硯につきましては、石を原料とする自然石説と、泥を焼成した焼成硯説が存在します。
澄泥硯の最上の物は、%uE9B194魚黄澄泥(せんぎょこうちょうでい)で、その次は緑豆砂澄泥(りょくとうしゃちょうでい)。海老の頭の赤「蝦頭紅(かとうこう)」も澄泥硯の代表種のひとつです。 ◆羅文硯(らもんけん)…細い線状の石紋が浮いて見えます。
◆和硯(わけん)…日本産の硯(すずり)
・雨畑硯(あまはた) 山梨県産 ・玄昌硯(げんしょう)宮城県産 ・赤間硯(あかま) 山口県産 ・那智硯(なち) 和歌山県産 等 ・雄勝硯(おがつ) 宮城県産 ・土佐硯(とさ) 高知県産
◆端渓硯(たんけいけん)…中国の広東省高要県の南東、爛柯山(らんかざん)に沿った渓谷で、採取される硯石で作った硯のことです。
「端渓」の名は、漢代に端渓県が設けられたことによります。硯の採取、は唐高祖の武徳年間 (618〜626) に始ったと言われております。
採掘される場所によりランクが分かれ、それに伴い値段も大きく違って参ります。
多くは紫色で、発墨の良い物ほど上石とされます。
質の良い端渓硯は、触れた時に「赤子の肌」のように、しっとりとして滑らかな感触で、
粒子が細かく、まるで手に吸い付くような感じであると言われております。
◆硯坑(けんこう)…坑とは、穴のことで、硯坑とは、硯材が取れる場所の事です。
同じ端渓の仲間でも、採掘される坑によって、石質は大きく違って参ります。
◆老坑(ろうこう)…端渓硯の中でも、最高級の硯材(けんざい)です。
老坑から採石する硯材のみを「水巖(すいがん)」と呼び、他の坑のものと区別されております。
◆坑仔巖(こうしがん)…現在、老坑(ろうこう)に次いで、良い硯材が産出されています。
老坑に似ていることから、老坑と偽って売られていることも有りますので、要注意です。
◆麻子坑(ましこう)…麻子坑は、端渓の中でも第二の有名坑です。
かつては老坑に匹敵する程と言われました。今でも稀に良材が出ることも有ります。
◆宋坑(そこう)…宋坑は、宋代発見されたことにより、この名が有ります。
色は、赤みがかった紫色で、現代物の宋坑は、比較的安価で手に入れることが出来ます。
◆梅花坑(ばいかこう)…梅花坑の石材は、色合いに趣が有り、石眼(せきがん)が多く見られる為、
見た目は華やかで細工には適していますが、硯材・石質としては下級に位置します。
◆緑石坑(りょくせきこう)…端渓緑石(たんけいりょくせき)、緑端渓(りょくたんけい)を産出する坑です。
現代物は、あまり良質ではありません。
昔から使われている、古い書道具の専門買取、
骨董買取市場にご相談くださいませ。
古い昔の書道具、価値を見極め、高くお買い取り致します。
中国産の書道具、日本産の書道具、
古くから有り、ずっと使っていた中古品でも大丈夫でございます。
価値ある物は、古くとも汚れていても、評価されます。
是非一度、お気軽に書道具専門買取の買取市場にお問合せくださいませ。
硯は、粉々に割れない限り、半永久的に使えるものですが、
長く大切に使う為には、お手入れが必要になって参ります。
硯は使っているとだんだん磨り減って、ついにはツルツルになって来ます。
こうなりますと、墨が上手に磨れませんので、
硯用の砥石で硯面を研ぎます。これを鋒鋩(ほうぼう)を立てると言います。
硯面に光をあてると、鋒鋩と呼ばれるキラキラと光る細かい宝石のような粒が現れ、これにより墨が磨れます。
この鋒鋩が細かく密に、そして均一に散りばめられているほど墨色は美しく出るようになります。
また、鋒鋩が鋭く強いほど墨は早く磨れます。
硯を使った後は、脱脂綿などを使い、
必ず隅々まで冷水(熱湯は硯が割れる恐れがあるため不可)できれいに洗います。
宿墨(古い墨)を残しておくと、新しく磨った墨も腐ってしまいます。
また磨った墨を、硯の上に長く放置しておくのは、よくありません。
良い硯ほど墨が貼り付いてしまい、無理に取ろうとすると硯の面が剥がれてしまうからです。
硯をお売りになる際は、ぜひそのままの「現状」でお売りくださいませ。
硯の扱いに慣れていない方が、無理に擦り洗いを致しますと、
硯に傷が付いてしまい、美しい模様の価値が下がる可能性がありますので、
汚れていても、ご売却の際は、ぜひ「そのまま」汚れているまま高くお売りくださいませ。
書道具のご売却に関するご質問やご要望など、
お気軽に書道具の買取専門スタッフにお申し付けくださいませ。
親切丁寧にお伺いさせて頂きます。
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